高配当銘柄かつクリーンエネルギー銘柄のネクステラ・エナジーを分析/投資環境、株価と今後を決算の状況を分析

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エネルギーセクター
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はじめに

出所:会社資料より筆者作成
・インフレ抑制法案で一番恩恵を受けるクリーンエネルギー関連銘柄の
 筆頭であるネクステラ・エナジーについて検討してみたいと思います。

【ここに注目】
①クリーンエネルギー会社なのか?
②営業利益利益率が49.1%から17.1%へ急落その理由と今後の展開
③配当と増配傾向の行方

・決算書と比較しやすいように、1ドル=100円として記載しています。

どんな会社?

出所:公式HPより

 ネクステラ・エナジー(NEE)は、風力や太陽光などの再生可能エネルギーで世界最大の発電事業者であり、蓄電池の世界的リーダーである。NEEは持株会社であり、傘下に「FPL」(Florida Power & Light Company:フロリダ・パワー・アンド・ライト社)と「NextEra Energy Resources」(ネクステラ・エナジー・リソーシズ)を含む「NEECH(持ち株会社)」がある。

 組織は、NEEにFLPとNEECHがぶら下がっているが、決算書は①FLP+②NextEra Energy Resources(「NEER」と略される)+③その他として作成されていため、若干決算書は分かりにくい形となっている。

出所:会社資料より筆者作成

クリーンエネルギー会社ではない?

 ①FPLと②NEERの発電タイプを見てみると面白いことが分かる。①FPLは天然ガスが主で、原子力が次いで多く、太陽光発電は6%である。また②NEERは風力発電が主で、原子力発電と太陽光発電が次いでいる。

出所:会社資料より筆者作成

 この発電割合をNEE全社(①FPLと②NEERの合計)がどのようになるか推定計算してみる。推定計算に当たっては、FPLとNEERの売上で加重平均して検討してみた。その結果が下記の図となる。

 まず、天然ガスが60%を占めている。天然ガスは石炭や石油と比べると相対的にはクリーンエネルギーともいわれるが、化石燃料の一つであることには変わりはない。私が勝手に認識するクリーンエネルギーのカテゴリーからは外れているように思える。狭い意味でのクリーンエネルギー、いわゆる再生可能エネルギーとしては、太陽光の6%と風力の10%であり、全社の16%ほどとなっている。ネクステラ・エナジーのホームページのトップページを開いた時のイメージとは異なる。

出所:会社資料より筆者作成

 先日、分析したクリーンエネルギー銘柄で構成されるETFの「ICLN」に組み込まれていない。これもこういった構成から、S&Pグローバル社がクリーンエネルギー銘柄ではないと判断した可能性もある。

将来性について

 発電というと、公営企業に分類され地味なイメージもあるが、着実に成長している。現在は天然ガスが主体であるが、今後、太陽光発電(2025年までに14,300 – 18,500MW増加)を主軸として、風力発電(2025年までに14,300 – 18,500MW増加)、蓄電池事業(2025年までに4,900 – 6,900MW増加)を拡充する方針となっている。徐々に再生可能エネルギーの割合が増加することが見込まれている。

 2019年12月から2021年12月まで売上が伸び悩んでいたが、天然ガスが価格が上昇したこともあり、2022年2Qの売上は前年比31.9%増となっている。

 太陽光発電については、小規模な事業者が乱立している状態なので、貯まったキャッシュを活かしてM&Aを活発化させる可能性もあり、今後の展開は楽しみである。

なぜ、こんなに注目されているのか、現状の業績、配当、株価、今後の見通しは次ページ

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