禁断の果実、TMF再開

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TMFとは何か?

 TMF(Direxion Daily 20+ Year Treasury Bull 3x Shares ETF)は、米国の長期国債(20年以上)に対して3倍のレバレッジをかけて投資するETFです。金利が下がると債券価格が上昇するため、TMFは利下げ局面で大きく値上がりする可能性があります。

2025年12月のFOMCの利下げと市場の反応

 2025年12月11日、FOMCは予定通り0.25%の利下げを実施しました。これは市場の予想通りの動きです。しかし、FOMCの金利見通しでは、2026年の利下げは「1回(0.25%)」のみとされています。この見通しは、現実の経済状況を十分に反映していない可能性があります。下記詳細に検討してみましょう。

 12月時点の先の見通しは、9月時点とほぼ変更はありませんでした。事前予想では、利下げはするが、タカ派的な発言が出ると想定されていました。しかし蓋を開けてみると、かなりハト派な発言でした。①インフレに対する懸念の強い発言がなかった(インフレは2%の目標へ近づきつつある。)②雇用に懸念がある。また、利上げは基本シナリオではないとの発言も大きかった。このパウエルさんの発言により、金利は低下傾向へ。

 10年債金利は一時4%を切るところから、FOMCでのタカ派発言が懸念されていたこと、直近の経済指標がまあまあ良かったことから、FOMCの発表前は4.2%まで上ってきていました。20年債についても金利が上昇し、TMFはダラダラと下げる展開でした。

 さて、来年の利下げは、1回(0.25)のみなのでしょうか。上記の図のように、来年の利下げペースは1回の想定で、9月時点より変更はありません。なぜ、インフレが落ち着いていて、雇用も悪化傾向なのに、見通しが変更されなかったのか。当たり前ですが、FOMCのメンバーも市場が崩壊することを前提に政策を見通さない、もっと言えば過去の延長でしか政策を決められない(エビデンスを元に判断しなければならないので)ために、金利の見通し等は変更がありませんでした。正直AIバブルは良いところまで来ています。まだまだ最後の急騰が残されているが、急騰の後に暴落が来るのではないかと考えています。その兆候が中小企業の雇止めに始まる雇用の悪化にあると考えています。雇用の悪化はゆっくりと進むのですが、臨界点に達すると失業率が急騰するので、その時が今回のAIバブルの終焉になります。

 株価急騰からの株価暴落時に、緊急利下げになるので、その前にTMFを仕込むとめちゃくちゃ利益が出ますので、一緒に爆益を目指しましょう。個人的には37ドル付近で購入すれば、ほぼ安全かなと考えています。

 2020年に緊急利下げした際に暴騰しているのが分かると思います。ここを狙っていきましょう。現在39ドル付近なのが、200ドルオーバーくらいにはなる想定です。

注意点

下記の注意点がありますので、念のため。

  • 利上げになると、、、
    利上げになると、金利が上昇し、TMFは一方的に下落しますので、経済が活発という兆候が見えたらすぐに撤退しましょう。
  • 長期保有には不向き
    レバレッジETFは日次でリセットされるため、長期的には複利効果が働きにくく、期待通りの値動きにならないことがあります。
  • 信託報酬の高さ
    通常のETFに比べてコストが高く、長期保有ではパフォーマンスを削る要因となります。

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