(最新)23/3Qエヌビディア(NVDA)を徹底解説/公認会計士によるここだけの分析/お宝株発見で寝るだけ投資

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米国企業の解説
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営業利益率の高さと今後の状況

出所:会社資料より筆者作成

 上の図のように、営業利益率は30%程度をキープしている。とりわけ、2022年1月で終わる決算では37%という驚異的な数値となっている。その反動もあり、2023/1Qの23%、2023/2Qの7%という営業利益率の低迷が気になるところである。なお、2023/2Qについては、特殊事情が重なってしまった。まず、1つ目が、データセンター及びゲーミング機器に関する将来の需要見通しの修正による在庫関連に関する引当金の計上に伴い1,340億円の費用を計上したことである。2つ目がArm社の買収中止費用が1,350億円計上されたことである。タラレバではあるが、この2つがなければ、営業利益率は40%程度はあったことになる。

 2023/3Qにおいても、営業利益率は10.1%と低水準を継続してしまった。2Qの営業利益率の低さは上記のイレギュラーな費用が一時的に発生したとのことだったが、この点は詳細が発表された際に再度分析していきたい。今後の営業利益率は以前の数値へ戻ることを期待したいところだ。

その他、小情報

  • データセンター向けCPU「Grace」(グレース)を2023年の前半に投入する予定となっている。CPUについては、エヌビディア初の製品となるため、他社を比較してどのような評価を受けるか期待されている。
  • バークシャーハサウェイが、半導体製造のTSMCの株を41億ドル分取得したと報道された。半導体セクターの復調の兆しか。

株価と配当について

出所:楽天証券ツールにより筆者作成、週足3年

 配当出しているが、配当利回りは0.1%程度である。グロース株のため、現状では配当には期待しない方が良いだろう。

 株価については、相場全体の復調とともに戻してきている。冒頭に記載したが、エヌビディアが、2022年に低迷しているが、これには以下の4つの理由で、「①大きな売上となっている中国への輸出規制、②半導体需要の低迷による売上減、③営業利益率の低迷、④利上げ局面によるグロース株離れ」だった。2023/3Qの決算次第のところもあるが、悪材料はほぼほぼ織り込んだのではないだろうか。決算跨ぎの決算プレイでのエントリーはしないが、確率で考えるのであれば、上昇する確率の方が高いのではないか。 

おわりに

  • 最後まで、お読みいただきありがとうございます! 2022/11/16に3Q決算の発表があるため、詳細が分かったら追記するようにしたいと思いますので、乞うご期待。
  • エヌビディアの成長と関連するデータセンターの将来性については、下記の記事をご覧ください
  • GPUとCPUの違いについては、下記の記事をご覧ください。
  • この点を申し少し細かく検討して欲しいや、 他の企業を分析して欲しいなどありましたらお気軽にお問い合わせください。
  • 米国株の分析をしているので、お好みの個別銘柄と出会えたら幸いです。
  • 個別銘柄の記載がございますが、投資は自己責任でお願いいたします。

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