はじめに
ここ数年インド株投資が少しづつ注目され始めています。私も2020年半ばからインド株へ投資して、初期投資分がダブルバガーを達成したところです。
私は何に投資しているかと言いますと、インド株式指数Nifty50に連動するETF(上場投資信託、証券コード1678、NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty50連動型上場投信)を購入しています。記事を書いていく中で、インド株に投資しても大丈夫か?、これからでも遅くないか?を、皆さんと一緒の視点で検討していこうと思います。
まず、インドは急速に成長を遂げている経済大国であり、その成長に伴いインド株にも注目が集まっています。本記事では、特に人口とGDP(経済)成長率について考えてみます。
なぜ、インドに注目が集まっている?①GDP成長率
ビジネスをする上で一番重要なことは、成長している分野のビジネスを行うこと。これは投資を行う上でも同じことで、成長している国に投資することが重要と考えます。グローバル企業と言われるように、世界展開している企業は、本社の成長率とは切り離されていることもありますが、国の成長率と企業の成長率は概ねリンクしていることが多いです。
2023年のインドのGDP成長率は5.9%、2024年のGDP成長率が6.3%、2030年までも6%以上の成長率が期待されています。
一応、世界の2023年の経済成長マップを貼っておきますが、成長している地域は、グローバルサウスと言われている地域です。インドネシアやマレーシアという選択肢も良いと思いますが、下記などの理由により、インドが投資に最適なのではないかと考えています。
なぜ、インドに注目が集まっている?②GDP規模
現在のGDPランキングは1位が米国、2位が中国、3位が日本、4位がドイツ、5位がインド、6位がイギリスとなっています。2022年にインドのGDPがイギリスを上回った際には、遂に、旧宗主国を抜いたと話題になりました。IMFの2027年時の推計だと、インド以外の順位は上から変化はありませんが、インドの順位が年々上がってくると想定されています。2025年には、ドイツを抜いてインドが3位に、そして2027年には我が日本を抜いて3位になるとされています。
GDPはかなりざっくりと計算するのであれば、①一人当たり賃金×②人口と推計できます。まず、年々成長していることから、インフレにより①が上昇することは確実です。②の人口についても、世界1位が見えてきているところで、GDPが中国を抜くのは確実として、米国を抜いて1位になる日もあり得る話です。GDPの順位が上がれば上がるほど、インドに対する投資熱は高まります。
ここで少し脱線します、中国も一時米国を抜く勢いでしたが、賃金が伸び悩み勢いを失ってしまいました。これは俗に共産圏のワナと言われており、一人当たりの賃金が1万ドルで頭打ちとなると言われており、結果このワナを突破できず停滞しているところです。
なぜ、インドに注目が集まっている?③人口
日本も高度成長期に、人口ボーナスを活かして成長してきたので、理解できると思いますが、人口が多いと、自国にマーケットがあるため、それだけでビジネスがやりやすくなります。
図を見て頂けると分かりますが、中国は2022年に14億2,589万人となり、2023から減少に転じています。一方でインドは2023年に中国を抜いて国を抜いて世界1位になると推計されています。
また、2045年時点での世界人口上位5カ国は、国連が2022年7月に発表した世界人口推計2022(World Population Prospects 2022)によると、インド16億4,586万人、中国13億4,976万人、米国3億7,172万人、ナイジェリア3億4,960万人、パキスタン3億4,582万人と予測されています。
インドの人口ピークは2060年とされているため、生産年齢人口を考えても2050年代までは安泰と言えるでしょう。
インド株の行方②以降へ続きます(考え中です)。
インド株ってどのように投資するの?、なぜインドなの②(地政学、技術、宗教、言語、政府の経済政策、金利動向、インフレ、インド人の投資動向)?、世界で活躍するインド人、インドの不思議などなどを考えています。調査でき次第、記事を追加していきますので、ブックマークなどしてもらえたら良いかと思います。
おわりに
・最後まで、お読みいただきありがとうございます!
・この点をもう少し詳しく解説して欲しい、解説して欲しい他の会社などありましたらお気軽コメントください。お待ちしています。
・ブログ内で、個別銘柄の記載がございますが、投資は自己責任でお願いいたします。
・シロクマ会計士で、Twitterもしています。記事が気に入っていただけたら、Twitterでいいねやコメントもらえると、ブログ更新の励みになります。
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