インド株の復活

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インド株
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はじめに

 昨年くらいでしょうか?少し前に、インド株が持て囃された時期がありました。NISA枠で、S&P500やオルカンの次に投資する対象として物色されていた感じでしょうか。一方で、新興財閥のアダニ・グループのアダニ会長らがインド政府との贈収賄にかかわった容疑で米当局に起訴されたこと、また、2025年8月のトランプ関税50%の影響で、SENSEX指数は一時調整局面に入った段階で、みんながインド株は終わったと言い始めました。。

 確かに、2025年のパフォーマンスだけみると、思わしくない動きでしたが、インドはまだまだ発展途上で10年後に輝く国なので、直近の動きで判断してしまうのは勿体ないと考えています。

 今回は、インドを取り巻く環境から、今後のインド株を占ってみようと思います。

出展:yahooファイナンス

トランプ関税の影響

 50%の関税というと、全く影響がないとは言えませんが、インドは内需主導の成長戦略が明確で、輸出依存度の低さが米中摩擦の影響を緩和できています。特に下記3つの景気刺激策により、内需が成長しています。

 ①GST(物品サービス税)改革:2025年9月22日開始。税率簡素化と徴収効率の改善により、企業活動の活性化を狙う。②中間層向け減税:所得税の非課税枠を70万→120万ルピーに拡大。累進課税区分も見直し。③インフラ投資の加速:2025年度予算で資本支出を大幅増。4〜5月だけで年間予算の20%を執行

 他にも様々な景気刺激策を打って、インド経済は停滞どころか復活してきています。

米国との今後

 結果的にトランプさんは、今回のノーベル平和賞の受賞にはなりませんでしたが、トランプさんはノーベル平和賞の受賞を狙っていたのは有名な話です。このため、2025年5月に勃発した印パ戦争が4日間で終結したのも、トランプさんが介入したからと言われています。これに際して、トランプさんとパキスタンはトランプさんのお陰で戦争が終わったとしていますが、インドは、軍の当事者同士で解決したとして、トランプさんの功績を明言しなかったため、トランプさんが機嫌を損ねたと言われています。この点、トランプさんは本当に面白い。国益というより、個人の利益を優先していて、なんというか人間らしい。

 このため、トランプさんは2025年8月に50%のトランプ関税を課すこととなった。一応表向きはロシアの原油を輸入しているからということになっていますが、2025年に急に原油を輸入しているわけではないので、こちらは表向きの理由ということでしょう。ただし、インド訪問もやぶさかではないとして、融和姿勢を見せてきていることと、軍事・宇宙・通商分野での協力は継続中のため、ここが関係の底で、これから改善していくと思われる。

 仮に50%の関税が外れた時のブーストは凄いと思いますよ!!

ロシアとの関係

 インドの凄いところは、一国と付き合うというよりは、それぞれ組んだ方が良いと思われる国と組めているというところです。米国と付き合いつつも、ロシアとの関係も良好というのは神がかっています。

 ロシアとは、軍事面でも旧ソ連時代からの関係が続いており、兵器供給や共同訓練などで依存度は高い。インドはロシア産原油の最大の受益国であり、2017年に1%であったのが、2025年度には輸入全体の40%程度を占めるまでに増加している。ロシア産原油を欧米が購入しないため、大量に安い価格で仕入れられるのも経済を支えていると言える。

 ただし、米国はこの関係に警戒を強めており、ロシアとの関係が続けば「追加ペナルティー」もあり得ると警告している点は、留意しておこう。

ビッグテックのインド投資加速

 ビッグテックがここにきて、相次いでインドへの投資を加速させている。Amazonは350億ドル規模のインド投資を発表し、物流・小売・クラウド分野での拡張を進行させている。また、Microsoftも175億ドルの投資を発表し、クラウドインフラとAI人材育成に注力し、インド市場を次の成長拠点と位置づけている。

 大手の発表のみが目立つが、インドへの投資ですが、水面下では着々と投資が実行されています。

おわりに

 インド株は、トランプ関税という逆風、ロシアとの複雑な関係、米印外交の揺らぎを乗り越え、内需の強さとテック投資の加速によって復活の道を歩んでいます。地政学的リスクを抱えつつも、世界経済の新たな牽引役としてのポジションを確立しつつあるのが今のインドです。

 他国が人口オーナス期に入った今、人口ボーナスを得られるインドへの投資は待ったなしかと思います。よく、インドの地方はインフラがまだまだで、どうやってインドが発展するか全く分からないなんて言われていますが、日本の高度成長期の歴史を紐解いてもらえると分かりますが、インフラ投資からの落下傘で経済がかなり活性化してきました。中国はそれが行き過ぎて不動産バブルが弾けてしまいましたが、同様に、経済成長が見込まれるので、少額でも入れておくと面白いと思います。なお、私もNISAでは、3万円をインド株に入れています(現在は、個別株には投資できないので、インデックス投資になります)。

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